歯に物が詰まる 〜原因と対策〜

歯に物が詰まる 〜原因と対策〜

歯に物が詰まる ~原因と対策~

 

最近、歯に食べ物が詰まりやすくなってきた、いつも同じところに詰まってしまうなどお食事中感じたことはありませんか?

 

 

どうして歯と歯の間には食べ物が詰まってしまうのか?

 

<食べ物が詰まる原因>

 

 ・歯と歯の間に虫歯ができ穴が空いてきてい

     る

 ・歯周病になっている

 ・歯が動いた

 

これらの症状はなぜ起きるのか?

 

 

  1. 歯と歯の間に虫歯ができている

 

歯と歯の間は非常に虫歯になりやすく、清掃も困難になります。

虫歯になることにより、歯と歯の間に穴が空き隙間ができるため食べ物が詰まりやすくなります。

 

<対策>

毎日デンタルフロスを使用しましょう。

歯ブラシでは歯と歯の間の汚れは落とせません。デンタルフロスを使用することにより虫歯、さらに歯周病予防へと繋がります。

デンタルフロスの詳細はhttps://www.yedc4648.com/column/post-12/(当院HPより)

虫歯になり穴が空いている場合はいち早く治療をしましょう。そのままにしてしまうと虫歯が大きくなり神経まで達してしまうことがあります。

 

  1. 歯周病になっている

 

歯周病は歯を支えている周りの骨(歯槽骨)が少しずつ無くなっていく病気です。

歯周病菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯槽骨が溶けてしまうと、骨に合わせて組織が崩れ歯肉も退縮(歯肉も減る)してしまい、歯間と歯肉の間に隙間ができ食べ物が詰まりやすくなります。また、歯周病が進行すると歯の動揺が起こり食べ物を噛んだタイミングで歯の隙間が生じ、物が詰まりやすくなります

 

 

<対策>

日々の歯ブラシ、食生活を気をつけましょう。歯周病になる原因は磨き残しです。歯ブラシの他にデンタルフロスも使用し、それでも汚れが取りきれない場合は歯間ブラシを使用し、歯と歯の間に汚れを残さないようにしましょう。

歯周病にならないように定期的に歯周ポケット(歯と歯肉の溝)の清掃や歯石除去が大切になります。

一度歯周病で溶けてしまった骨は再生が難しいのでひどくなる前にしっかり歯科医院で検査をしましょう。

現在歯周病の方は歯周病菌が口腔内や全身に影響を及ぼさないよう早めに処置をしてください。歯周病菌は全身にも害を与え、心臓疾患、脳梗塞、誤嚥性肺炎、糖尿病、早産などの原因となります。

 

  1. 歯が動いている

 

歯は上下前後の接触、舌、唇、頬の力で通常位置が保たれています。

しかし、日中に食いしばったり、睡眠時の歯ぎしりや食いしばり、重度の歯周病、治療途中の歯の放置、また矯正治療後の後戻りにより、あらゆる方向からの力関係が崩れ歯が移動する事により歯列が乱れて、食べ物が詰まる原因となります。

 

 

<対策>

 

日中の食いしばりや、睡眠時の歯ぎしりなどにはマウスピースを使用し、歯の移動を防ぎます。重度の歯周病は2.で述べたように治療、予知性も困難になりますので早期の治療、メンテナンスをお勧めします。治療途中又は抜歯したままで放置されている場合は、早期に治療再開、欠損部への補綴処置(インプラント、ブリッジ、入れ歯)が必要となります。特に矯正治療後は歯の移動が簡単に起こります。矯正をされていた方は歯の固定をしっかりと行い後戻りのないようにしましょう。

 

 

★最後に

 

食べ物が詰まりやすくなる原因は様々です。

食後にいつも同じところが詰まる場合は、何らかの問題を抱えており処置が必要な場合が

ほとんどです。

当院は食べ物が詰まりにくい環境を重要視し、定期的なメインテナンスで必ず確認いたします。以前より詰まりやすくなった方は、そのままにせず、歯科医院を受診して下さい。

 

 

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