口腔乾燥症① 〜唾液の役割について〜

口腔乾燥症① 〜唾液の役割について〜

口腔乾燥症①   〜唾液の役割について〜

 

口腔乾燥症① ~唾液の役割について~

 

最近、「よく口が乾くな」「しゃべりづらい」「食べ物を飲み込みにくい」といったことはありませんか?

 

そのような症状の方は唾液の分泌が少なくなってきているのかもしれません。

 

通常、健康な方で1日1~1.5リットルの唾液が分泌されています。

現在その唾液が不足する口腔乾燥症(ドライマウス)の方が増えてきているのです。

 

唾液の分泌が少なくなると・・・口の中が乾燥する、虫歯になる、歯周病になる、舌がいたくなる、口臭がでる、食べ物がうまく飲み込めなくなる、しゃべりづらくなる、など様々な症状の原因になります。

 

唾液が出なくなるだけでこんなに大変なの?と思いますよね・・・。

 

唾液には大切な役割があるのです。

1、消化作用・・・唾液の酵素でデンプンをマルトースに分解する

2、洗浄作用・・・食べ物のカスを洗い流す

3、円滑作用・・・発音や会話をスムーズにする

4、緩衝作用・・・phを一定に保ち細菌の増殖を抑える

5、抗菌作用・・・抗菌作用を持つ物質、ラクトフェリン、リゾチームなどにより細菌の増加を抑える

6、保護作用・・・歯の表面に皮膜を作り虫歯を防ぐ

 

このような役割を唾液はしているのです。すごく大切ですね。

 

では、なぜ唾液が減少してしまうのか・・・。口腔乾燥症(ドライマウス)の原因は何でしょうか?

口腔乾燥症②でお話します。